トップページ > コミュニケーションが苦手な澪の出会い

両親と貧困生活との出会い

地方から東京へと夢を追って出て来て女性と大学生だった男性。
大学生の男性は女性の部屋へ転がり込んでそのまま夫婦になった。
歳の差は一回りも女性が上の出会いだった。
そんな夫婦は長男に続き長女を授かった。

お金のない貧困生活の中で命を授かった長女は未熟の小さな小さな身体で産まれて来た。
お金のない夫婦は赤ちゃんを病院から退院されることも出来ずしばらく病院へ預けていたと言う。
待ち焦がれていたハズの赤ちゃんと両親との出会いは通常よりかなりゆっくりと果たされることとなる。
未熟児だったこともあり数日後に女の子と知らされた両親は名前を急きょ考え澪ちゃんと名づけた。
澪はこの世に産まれた瞬間から貧乏生活を体感していた。

その後も裕福になるどころか若い父親は仕事をしたりしなかったりを繰り返す。
いつも家にはいない。仕事をしている様子も見受けられない。
幼い兄妹は父親のいない生活が当たり前のようになって行った。
そんな貧困生活を母は女手ひとつでやりくりしていた。

幸いにも母方の祖母が同居をしていたため兄妹だけの留守番と言うことだけは免れていた。
そんな生活環境の中で澪は当然おばあちゃん子になって行ったことは言うまでもない。
母も父も不在と言う環境が当たり前になり祖母が母親代わりのようなものだった。
祖母のおかげでかぎっ子にはならなかったがそれでも両親がいないと言う寂しさからは逃れることは出来なかった。 人には産まれたときから不平等は存在する。